秋葉原

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いま、ベトナムからの研修生扱いで
会社にやってきているお二人の買い物に付き添って秋葉原に行くことに。

ちょうど一年前くらいに自宅用 PC を買いに行ったけど、
そのときは駅と目的地の店までをまっすぐ往復するだけだったので
今日のように駅周辺をブラブラしたのは4,5年ぶりくらいかな~。

日本人にとっては常識ともなっている
量販店でのポイント制の仕組みがなかなか理解できなかったり、
買う前に開封して動作確認する習慣が無いことに
とても驚きを見せていたり、と
その他にも細かいところでイロイロと
当たり前のことが当たり前で無い世界が垣間見えるところが
ちょっと新鮮だった。

そして何よりも驚いたのが
"MADE IN JAPAN" に対して彼らが非常に強いコダワリを見せたこと。

当初はスペックと財布を総合的に判断して
TOSHIBA のラップトップ製品を買うつもりだったようなのだが、
いざショップに行って現物の箱に書いてある
"MADE IN CHINA" の文字を見るなり「これはダメだ」と即断。
自分と店員は二人して「へっ?!なぜに?!?!」ってカンジ。

彼らとしては日本製であることは非常に重要で、
同じメーカー・型番でも日本製かそうでないかは雲泥の差がある、と。
製造元の本社が日本であるだけではダメらしい。
「中国の製品は品質がよくないです」というのが国民的常識だそうな。

親切な店員さんはイロイロ調べてくれたのだが、
結局 TOSHIBA の製品で国内で生産しているのは
ごく一部の機種に限られるようだったので、機種の選定からやりなおし。
長い議論(何言ってるか分からないので自分は見てるだけ)の末に
Panasonic の製品にすることに。
箱に書いてある「日本製」の文字にいたく満足されておりました。

PC だけじゃなくて、
電池の充電気とか電動バリカンとかイロイロと買おうとしていたようなのだが、
その都度彼らは "MADE IN JAPAN" であることをチェックする。
そうでなければ即却下。

ベトナムではメーカーの生産拠点も事業所も無かったりするので
国内で修理する体制も整ってない、よって修理を依頼するのは大変。
例えば機器が故障したとき、
日本なら量販店へ持っていって部品台+α程度の出費で済む話でも、
彼らの国ではその機器自体を捨てることになってしまう場合があると。

そもそもそんな話以前に中国製品は壊れすぎ、と。

なわけで、とにかく壊れないことが重要だと
みんなが日々の生活のなかで少なからず何度も実感するらしく、
高くても日本製に限るってことになるらしい。

そんなハズレ的な機器を購入したことのない自分としては
日本人であることは幸せなのだな、と思った一日でした。

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